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長雨の季節にご用心!「なんとなく不調」は自律神経のSOSかもしれません

こんにちは!

世田谷区奥沢・田園調布・自由が丘エリアのパーソナルトレーニングルーム併設鍼灸マッサージ治療院THE DiMEです。


最近、雨の日が続いていますが、皆さま体調はいかがでしょうか?


季節の変わり目、特に秋の長雨の時期は、

「なんだか気分が優れない」

「体が重だるい」

といった、ハッキリしない不調(不定愁訴)を感じる方が増えます。

もしかしたらそれは、
天候の変化が引き起こす自律神経の乱れによるものかもしれません。


その不調、「低気圧と日照時間」が原因かも

雨が降る日が続くと、私たちの身の回りでは気圧が低下します。

この気圧の急な変化が、体にとって時折ストレスとなるのです。

さらに、秋は日照時間が短くなる季節です。

光を浴びる時間が減ると、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌リズムが乱れやすくなり、睡眠リズムが崩れがちになります。

こうした気圧と光の変化が、体内の調整役である自律神経に大きな負担をかけます。


専門的な話をすると、
低気圧ストレスが続くと、身体はストレスに対抗するために働く副腎の機能が低下したり、
神経伝達物質であるカテコールアミンの分泌が不安定になったりすることがあります。

これにより、血管の収縮・拡張のバランスが崩れ、
体温調節や血流コントロールが上手くいかなくなります。

また、血糖値の低下や気分の落ち込み、
倦怠感、体性感覚(体のバランスや位置を感じる感覚)の乱れも起こりやすくなり、

「なんとなく調子が悪い」

「姿勢が崩れる」

といった不調として現れてしまうのです。


日頃の備えが「自律神経のレジリエンス」を築く

ただし、この気象による影響は、すべての人に均等に出るわけではありません。

日頃から有酸素運動などで体を動かせていて、自律神経のレベルが高い方は、

気圧や気温、日照時間の変化に対する体のレジリエンス(回復力・精神的な弾力性)が高く「跳ね返す力」が強い状態にあるため、

こうした秋の長雨による体調不良をあまり感じずに過ごせることが多いです。


適度な運動習慣は、自律神経のバランスを整え、
心身の安定に役立ちます。

日々のウォーキングや軽い運動が、季節の変わり目の不調を防ぐ「予防薬」になるのです。


大事なのは「今の状態」に合わせたアプローチ

もし、運動習慣があっても不調を感じたり、「体が重くて運動どころではない」と感じたりした時は、無理に動かすのは逆効果になることもあります。

これは、自律神経が疲弊しきっているサインかもしれません。

• 軽いエクササイズ(呼吸法やピラティスなど)で自律神経を優しく整えるべきか?

• 専門的なアプローチ(当院の場合、針やマッサージ)が必要な状態なのか?

迷いますよね。

軽いエクササイズでは自律神経を整えるインナーマッスルや呼吸機能に働きかけることが大事です。
軽度の不調時にはとてもおすすめです。


自律神経の乱れからくる不調に対して、鍼灸で深部の緊張を和らげ、しっかりカラダを休める乱れたバランスを整えながら、回復
を促すのも効果的。


「これは単なる疲れ?」

「運動それとも治療が必要なのかな?」

と判断に迷った時こそ、ぜひ一度ご相談ください。




あなたの今の身体の状態をしっかりと見極め、鍼灸と運動療法を組み合わせた最適なケアプランをご提案いたします。


心地よい秋を迎えられるよう、一緒に体調を整えていきましょう!