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「最終回はリアルケースで学びを深めるお時間」

こんにちは。

奥沢・自由が丘・田園調布エリアのパーソナルトレーニングジム併設鍼灸院
はり・きゅう・マッサージ治療院 THE DiMEです。

先日、2025年度 盲特別支援学校 卒後公開講座(第1回〜第10回/小井手担当)が、すべて終了いたしました。


毎年のことながら、
この日を迎えるたびに「2ヶ月半が本当にあっという間だったな」と感じます。


最終回となる本日は、
受講生同士でペアを組み、
問診・徒手検査・触察・施術の一連の流れを実践していただきました。


さらに、
それぞれの内容を他の受講生に向けてアウトプットし、
ディスカッションを通じて理解をより深める時間も設けました。


今年度の講座では、
手技やアプローチといった技術的な内容に加え、
「患者さんの病態把握」という裏テーマも意識して構成しました。


いざアウトプットの時間になると、
「病態を言語化する」という作業に多くの受講生が苦戦されていました。

とはいえ、
患者さんに身体の状態を理解していただくうえで、
「言語化して伝える力」はとても重要です。

さらに言えば、
治療計画を立てやすくするという意味でも欠かせないプロセスです。


リアルな状況に近づけるため、
患者役の受講生には、実際にご自身の悩みを相談していただきました。


「肩こり」や「腰痛」といった一般的な症状はもちろん、
慢性副鼻腔炎を背景にした首こり肩こりや大腿骨頚部骨折の既往が関与した腰痛などもでてきて、
幅広いケースにもディスカッションし、
とても有意義な時間になったと感じています。


患者様にもよくお伝えしているのですが、

「症状はあくまでも結果であり、原因ではない」

この言葉の意味を、
実際のケースを通じて受講生も実感していただけたのではないでしょうか。




受講生の皆さん、全10回、本当にお疲れさまでした。

そして、ありがとうございました。


今後、
筋膜リリースやトリガーポイント鍼療法に加えて、
体性感覚・機能神経学(視覚・前庭覚・バランス系)にも特化した、
鍼灸師向けのセミナー開催を予定しています。


ご興味のある方は、ぜひお気軽にお声かけください!