HOME ブログ一覧 鍼治療は「脳」に働きかけているから効果が期待できる!

鍼治療は「脳」に働きかけているから効果が期待できる!

こんにちは、小井手です。

本日は、THE DiME で行っている施術についてお伝えしていきます。

一言でお伝えすると、
当店では、「脳」に働きかけるアプローチを行っています!


人間の体は脳からの指示の元、体を動かしたり、
末端の状態を常に脳に伝えて、その情報を元に「脳」が指示を出し活動しているのはご存じでしょうか?

肘を曲げる・・・>大脳皮質運動野が指示を出し、小脳、延髄などが筋肉の縮むスピード、強さを0コンマ数秒で決定し関節を動かしている

歩行・・・>一歩目と停まる時はで考て、大脳からの指示の元歩行を開始および終了する。それ以外は脳が反応し勝手に歩いています。

呼吸・・・>脳幹部(主に延髄が関わっている。意図的に呼吸の長さを調節できるが、基本的には勝手にが行っている。

痛み・・・>皮膚や筋膜等にあるセンサー(受容器)が反応し、脊髄へ伝達され、大脳皮質一次体性感覚野大脳辺縁系大脳前頭前野などへ。


上記に挙げたこと以外にもが身体からの情報をキャッチしては、必要な反応を起こすための指示を出すことで人間は生きています。


では、
当店で行っている「鍼」の場合は、どのように脳が関係してくるのかご説明します。

例えば、腰が痛むとき、
①多くの場合皮膚の上から触れると、「それそれ」といった認知覚を感じる。・・・>大脳に伝わっている
 *「それそれ」の場所は多くの場合、過敏状態になったトリガーポイントであると考えられる。

②その部分に鍼を打っていくと、「ジュワー」と広がる鈍い痛み、怠さを誘発することができる。・・・>大脳に伝わっている

③その感覚とほぼ同じタイミングで、筋肉が弾む反応(ローカルトゥイッチ)が起こる。・・・>反射的に起こるのでおそらく脊髄に伝わっている

脳の下垂体前葉から痛みを抑える物質(βエンドルフィン)が分泌されて痛みが軽減する。
 鍼を刺しただけでも反射的に血流が改善される(軸索反射)
 ③の反応により固まっていた筋膜が動かされ滑りがよくなり可動域が増す
 トリガーポイントの過敏状態を抑える
   

③に関しては、詳しい文献がないので詳細は解かりかねますが、
随意運動(動かそうと思って動かすこと)の場合は、大脳の運動野からの指示の元、目や耳の情報、小脳、脳幹(中脳、橋、延髄)で細かい調整が行われながら体が動いています。
ローカルトゥイッチの場合は、大脳からの指示ではないですが、
弾む反応の後に筋肉の縮まった「強さ」「速さ」や筋肉の長さ、筋膜の状態は伝わっているはずですので最終的には大脳は元より小脳、脳幹にまで刺激は届いていると考えています。 <・・・あくまでも私の考察です。


いろいろと書きましたが、
つまりは、脳の反応を促し痛みを鎮めるように働きかけているのです。