人間はなぜ痛みを感じるのでしょうか。このページでは、痛みの仕組と種類について解説します。
痛みを感じる仕組
人間は、電気信号が脳に伝わることにより「痛い」と感じます。
痛みには、刺すような痛み、ピリピリする痛み、ジンジンする痛みのように切りが無いほどたくさんありますが、どれも電気信号により伝えられています。システムは以下のようになります。
侵害受容器と言うセンサーに痛みを出す物質(発痛物質)が触れることで電気信号が起こり、電導路である神経を通り脳に伝わる、これにより「痛み」として認識します。
大きく分けると急性痛と慢性痛があります。
痛みの種類
急性痛とは、突然のケガや病気などによって起こる痛みです。一方慢性痛とは、痛みが慢性的に続く症状を指します。
【急性痛】 …… 炎症が起こるため消炎鎮痛剤の服用が有効である。
- 画鋲を踏んだ時、刃物で手を切った時、打撲した時に感じる痛みを言い、組織(皮膚や血管、筋肉、骨)の損傷や腫脹、発赤、疼痛、熱感といった『炎症4徴候』を必ず伴う。
- 急性の痛みは損傷した組織から発痛物質が出現します。
- 組織の損傷と炎症が治まれば自然と痛みはひきます。
【慢性痛】 …… 消炎鎮痛剤 (いわゆる痛み止めや湿布薬) は効果がない。
- 肩こり、腰痛、膝痛などの運動器疾患や頭痛、筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)等が原因となり痛みを感じます。
- 筋肉が硬くなり血管を圧迫してしまうことにより血流が悪化、それにより酸素欠乏が起こり、筋肉から発痛物質が出現します。
- 組織の大きな損傷はなく炎症の4徴候はみられません。
- 消炎鎮痛剤は血管収縮を促すため効かないことも多く、使用すると返って悪化する場合もある。
- 血流改善により症状の緩解につながる。
作成:小井手 智啓
はじめまして。院長の小井手 智啓と申します。
カラダの痛みや不調の原因となっている「筋膜」を整え、本来あるべき状態へ導くのが当院の施術です。
安心して治療が受けられる落ち着いた空間で、「原因」を知ることからはじめましょう。
※この情報は鍼灸師として15年間第一線で活躍した当院の院長小井手智啓が記述しており、日本で代替医療に分類されている国家資格を持っております。また、当院の院長を務める小井手 智啓は、筋膜ストレッチ(朝日新聞 2016年出版)の監修を歴任するほど、肩こり、腰痛、頭痛をはじめ、多くの現代人が悩む痛みやコリの改善について、その経験と知識を高く評価されております。
※当院では、Fasciaについて正しい知識をお伝えするために日々努めております。痛みなどのお悩みの方は是非当院までお越しください。(Fasciaの情報や療法には、個人差がありますので、予め十分な時間を確保の上、説明を行います。)