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椎間板に異常があっても痛みや痺れを感じない人、椎間板に異常がなくても痛みや痺れを感じる人がいるのはなぜでしょう?
それは、椎間板が原因ではないからです。
ヘルニアがひどい場合は痛みや痺れではなく、麻痺が起こりますので、痛みも感じませんし筋肉も動かなくなります。
(生理学の本にはそう書いてあります) -
運動器のいたみは、血流悪化に伴い痛みを感じることがほとんどです。
そんな痛みを放っておくとさらに血流が悪くなりもっとひどい痛みを感じることになります。
また、放っておくと本来必要である酸素や栄養が不足し筋肉はやせ細り痛みを感じなくなります。
そのときには関節は固まってしまい以前のように思い通りに動かすことはできなくなります。 -
筋肉は収縮 (短く) すると痛みを感じる特徴があります。
逆に、筋を伸張(伸ばす)すると痛みが軽減するという性質も持っています。
例えば、寝違えをした時は痛さのあまり、あたまを倒して痛みのでない姿勢をとってしまいますよね。
それがまさに痛みを出している筋肉を伸ばしている姿勢なのです。この状態で写真を撮った時、歪んでいる、曲がったように見えてしまうのです。
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関節面には痛みを感じる神経は存在しないためいくら変形が起こっても痛みを感じることはありません。
ある動作をしたときに痛むのであれば原因は筋肉にあります。ノルウェー・オスロ大学病院のPhilip Wilkens氏らが慢性腰痛ならびに変形性腰椎症を有する患者を対象とした試験を行ったところグルコサミン経口投与による疼痛関連障害への効果は見られなかったと発表しています。
これは、膝の関節にも同じです。
コンドロイチンやグルコサミンはプラセボに他なりません。
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大半の痛み止めや湿布薬は消炎鎮痛剤です。
消炎作用は血管を収縮させますので、血流は悪化します。
血流不足が原因で痛みが出ているのであれば返って逆効果を生んでしまいます。
でも、一時的に症状が落ち着くけど?と思うかたも多いのですが、それは鎮痛物質が入っているからです。
温湿や冷湿布ともに効果に違いはありません。
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痛みの原因が年齢にあれば、年の近い人は同じように痛みを感じているはずですし若い人が年配の方と同じ痛みを感じることはないと言うことになります。
年とともに身体のバランスを整えにくくなるため、血流は悪くなりやすいのですが、年齢が直接痛みの原因となることはありません。